10年前、たまたまエアビーで泊まった家のホストが安積遊歩さんだった。小さな身体に車椅子。10代の若者と共に暮らし、「ゆうほ〜」と友達のように会話する。
あなたは何をしているの?どんな作品をつくってるの?と真っ直ぐと目を見て話しかけられ、オドオドしながら答えた記憶がある。
遊歩さんが、障害を持っているとか、あの若者が介助者だとかは、その時はしっくりこなかった。
今思えば、遊歩さんのノーボーダーな世界がそこにあった。

『遊歩 ノーボーダー』
この映画を観ると、僕が見ている世界は、ある一つの見え方に過ぎない、僕が当たり前に感じている社会のルールや正解は、見方を変えればとても偏ったものなのだと考えさせられる。

心に残ったのは、遊歩さんの幼少期の写真。辛い幼少期を過ごされたそうだけど、とても幸せそうに見える遊歩さんの表情。
僕も、自分の幼い子どもにカメラを構える瞬間のことを想った。
この子が幸せでありますように。

ドキュメンタリー映画
『遊歩 ノーボーダー』

